最近はDIYブームということもあり、「賃貸物件でも自分好みにDIYをしたい」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
しかしながら、持ち家の場合は好きに内装を変えることができる一方で、賃貸物件の場合は「どこまでDIYしても良いのか」という点が気になるところです。
基本的にはDIYはNGの場合が多い
結論から言うと、壁紙を変えたり、棚を取り付けたり、釘を打ち込む行為は「NG」としている物件が多い現状があります。
どうしてもDIYをしたいという方も多いと思いますが、残念ながらほとんどの物件が「DIYは不可」とされています。
また、仮にDIYがOKの物件であっても、入居時と同じ状態にする「原状回復」をしなければならないケースがほとんどであるため、大幅な費用や手間がかかってしまうでしょう。
ただし、この状況を逆手に取るならば「原状回復をすること」を条件にDIYをしても良いという許可が出る可能性もありますので、交渉次第では一概にDIYができないとも言い切れません。
●築年数が古い物件だとOK
基本的に賃貸物件ではDIYがNGであるものの、築年数が古い物件だと大家さんから許可される可能性があります。
築年数が古い物件の場合は、すでに傷や汚れがあったりどこかに不具合がある可能性も高いので、多少のDIYであれば目をつむってくれるケースもあります。
どうしてもDIYを行いたいというのであれば、築年数が古く近々リノベーションが必要な物件を選ぶのがおすすめです。
賃貸物件をDIYする際の注意点
条件によっては賃貸物件であってもDIYを行うことは可能です。
しかし、やりたいことが全て実現できるわけではありませんし、場合によってはトラブルになる可能性も十分に考えられます。
基本的に賃貸物件ではDIYが歓迎されていないものの、物件の状況や大家さんの考え方によってはDIYが可能な物件も多く存在します。
一番トラブルの種となってしまうのはルールを破ることなので、まずは原状回復のルールやどこまでDIYをやって良いのか、それらの規定について詳しく知っておく必要があります。
物件によっては、少し壁が汚れただけで退去時に壁紙の張り替え費用を請求されるケースもあれば、多少釘を打ち付けても現状回復を求められないようなケースも存在します。
大家さんによってルールの制定は異なるため、入居前に細かな部分まで確認しておきましょう。
また、DIYに理解がある大家さんもいれば、全く理解がない大家さんも存在します。
理解がある大家さんの場合は物件の広告に「DIY可」など何かしらの表記がある可能性がありますので、入居前に物件の情報を隅々までチェックしておくことはとても重要です。
●安全性に注意する
DIYはあくまでも素人が個人的にインテリアを楽しむものなので、場合によっては危険が生じる場合があります。
例えば、壁に木製ラックを作った場合きちんと留められていないと棚ごと落ちてしまう可能性があります。
またキッチンの近くに燃えやすい素材でスパイスラックなどを作ってしまうと、火が燃え移り最悪の場合火災につながるリスクも考えられます。
DIYを行う際には安全を第一に考えることが何よりも重要と言えるでしょう。
まとめ
「DIYってどこまでやっても良いの?」と不安になられるかもしれませんが、「ここまでOK」という明確な規定はなく、基本的には大家さんの考え方で範囲が決まります。
もしどうしてもDIYをしたい場合は、勝手に行うのではなく必ず大家さんに相談、交渉をした上で行うようにしましょう。