
賃貸のガスはどっち?プロパンガスと都市ガスの見分け方と損しない部屋選びのコツ

賃貸物件を探す際、家賃や間取りと同じくらい毎月の固定費に直結するのがガスの種類です。
一般的にプロパンガスは都市ガスに比べて料金が高くなりやすいため、入居してから「毎月のガス代が想像以上に高くて生活が苦しい…」と後悔する人が後を絶ちません。
生活費を賢く抑えるためには、契約前にその物件がどちらのガスを使用しているかを見極めることが非常に重要です。
本記事では賃貸物件におけるプロパンガスと都市ガスの確実な見分け方やそれぞれの特徴について詳しく解説します。
賃貸物件のガスを見分ける4つの方法
外見が綺麗なマンションやアパートでも、導入されているガスがプロパンガスか都市ガスかは物件によって異なります。
不動産屋の店舗へ行く前や内見のタイミングであれば、自分自身で簡単に見分けることができるポイントがいくつかあります。
後悔しない部屋選びのために、必ず押さえておきたい4つの具体的な見分け方を解説します。
●物件の敷地内にガスボンベがあるか確認する
もっとも分かりやすい見分け方は、建物の裏手や側面などの敷地内をチェックすることです。
グレーや白の大きなガスボンベが設置されていれば、その物件は100%プロパンガスを使用しています。
アパートの場合は全戸分のボンベが一箇所にまとめて並んでいることが多いので、内見時に建物の周りをぐるっと一周歩いて確認してみるのが一番確実な方法です。
●設置されているガスメーターの色や表示を見る
ガスボンベが隠されていて見当たらない場合は、ガスの使用量を測るガスメーターを確認しましょう。
都市ガス用のメーターは全体が金属製のシルバーや白っぽい色をしていることが多いのに対し、プロパンガス用のメーターは本体がプラスチック製で液晶画面の周りが濃いグレーや黒になっている特徴があります。
また、メーターに「LP」と直接記載されているケースもあります。
●室内のガス警報器が設置されている位置を見る
すでに室内に入って内見しているなら、キッチン周辺にあるガス警報器の位置に注目してください。
プロパンガスは空気よりも重いため、万が一ガス漏れが起きたときに足元に溜まります。
そのため、警報器は床面から30cm以内の低い位置に設置されます。
逆に、空気より軽い都市ガスの場合は天井付近や天井から30cm以内の高い位置に設置されるため、位置を見るだけで一発で見分けることが可能です。
●物件情報の設備欄を確認する
現地に行かなくても、インターネットの賃貸情報サイトや、不動産屋から渡される図面から確認することもできます。
図面の設備欄やライフライン欄には、必ずプロパンガス・都市ガスのどちらかが明記されています。
もし記載がない場合は不動産業界のルールで開示義務がある情報ですので、担当の営業マンに「この物件のガスはどちらですか?」と直接質問すればすぐに教えてもらえます。
知っておきたいプロパンガスと都市ガスの違いと特徴
なぜここまでガスの種類にこだわる必要があるのでしょうか。
それは、プロパンガスと都市ガスでは、料金の仕組みや供給方法、さらには災害時の復旧スピードに大きな違いがあるためです。
それぞれのメリットとデメリットを正しく理解しておくことで、自分のライフスタイルに合った物件選びができるようになります。
●毎月のガス料金は都市ガスの方が安くなりやすい
多くの人がプロパンガスを避けようとする最大の理由は料金の高さです。
都市ガスは公共料金として国や自治体の規制を長く受けてきた歴史があり、料金が比較的安く安定しています。
一方、プロパンガスは自由料金制のため、ガス会社が自由に価格を設定できます。
さらに、ボンベを配送する人件費などが基本料金に上乗せされるため、都市ガスに比べて1.5倍から2倍近くガス代が高くなるケースが一般的です。
●災害時の復旧スピードはプロパンガスが圧倒的に早い
プロパンガスにも大きなメリットがあります。
それは災害時の強さです。
都市ガスは地中のガス管を通じて広範囲に供給されているため、大地震などで配管が破裂すると復旧までに数ヶ月かかることがあります。
これに対してプロパンガスは、各家庭にボンベが独立して設置されている分散型エネルギーです。
建物や配管の安全さえ確認できれば、震災後でもわずか数日でガスが使えるようになるという強みを持っています。
もし賃貸がプロパンガスだった場合の費用を抑える対策
気に入った物件がプロパンガスだったからといって、すぐに諦める必要はありません。
プロパンガス物件であっても、事前に料金の目安を確認したり入居後の使い方を工夫したりすることで毎月の出費をコントロールすることは十分に可能です。
●入居前に不動産屋経由で料金表を取り寄せる
プロパンガスは会社によって基本料金や従量単価が全く異なります。
契約を結ぶ前に、不動産屋にお願いしてその物件が契約しているガス会社の料金表を支払明細の見本などで確認させてもらいましょう。
地域の平均相場と比較して極端に高すぎないかを確認しておくことで、入居後に「こんなに高いなんて聞いていない」という事態を防ぐことができます。
●日常のお湯の使い方を意識して節約する
プロパンガスの料金を節約する最大の鍵はお湯です。
家庭でのガス消費量の約8割はお風呂やシャワーなどの給湯が占めています。
シャワーを出しっぱなしにしない、お風呂の追い焚き回数を減らす、キッチンの洗い物は設定温度を低めにするといった少しの意識を徹底するだけで、毎月のガス代を数千円単位で安く抑えることが可能になります。
まとめ|ガスの種類を正しく見分けて賢い賃貸選びを
賃貸物件のプロパンガスと都市ガスは、敷地内のボンベや室内の警報器の位置、物件図面などを確認すれば、誰でも簡単に見分けることができます。
家賃が安くても、プロパンガス物件のために毎月の光熱費が高くなってしまっては意味がありません。
逆に災害時の安心感を重視する場合や徹底した節約の工夫ができるのであれば、プロパンガス物件も十分に選択肢に入ります。
それぞれの特徴と見分け方を頭に入れたうえで、トータルの生活費のバランスを考えながら、自分にぴったりの素敵なお部屋を見つけてください。
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