女性が一人暮らしをするとなると本人も不安な上、実際に多くの犯罪が発生しています。
犯罪に巻き込まれないようにするためには、具体的にどのような対策をおこなうべきなのでしょうか。
こちらでは安心して暮らせる賃貸物件選びと有力な防犯対策をいくつかご紹介していきます。
女性の一人暮らしを狙った犯罪とは?
女性の一人暮らしを狙った犯罪といえば、具体的には覗き、盗撮、盗聴、性犯罪、ストーカーなどが挙げられます。
やむを得ず一人暮らしをしなければならない女性にとっては、この事実はとても不安に感じられるのではないでしょうか。
安全な賃貸物件の選び方
実は「どんな家に住むか」によって犯罪に巻き込まれる確率を下げることができます。
安全な賃貸物件の選び方とはどのようなものなのでしょうか。
⚫︎2階以上
地上に面した部屋は不審者が侵入しやすいリスクがあります。
ベランダから容易に侵入が可能で、侵入までの時間も短時間で済んでしまいますので、少なくとも2階以上を選ぶと安心です。
⚫︎モニター付きインターホン
「誰が来たか」が一目瞭然で分かるモニター付きインターホンは、来客者の顔が見えて安心ですし、不要なセールスなども断りやすいです。
⚫︎オートロック
最近のアパートやマンションでは多い設備で、不審者が簡単に建物内に侵入できないというだけで安心感がありますね。
⚫︎防犯カメラ
防犯カメラがあるだけで、不審者の心理として「犯罪を起こそう」という気になりづらいという傾向があります。
⚫︎最寄駅からの距離が近い
夜間に帰宅するという方も多いと思いますが、夜道を長い時間歩くのは危険です。
できるだけ最寄駅から近く、人通りの多い道に面している物件を選びましょう。
さらに安心して暮らすための防犯対策
ご紹介したような物件に住むと犯罪を未然に防ぐことができますが、より安心して暮らすためにはご自身で防犯対策をおこなうことも大切です。
⚫︎「女性一人暮らし」と気づかれないようにする
最も有効とされるのが「女性一人暮らし」と気づかれないようにすることで、具体的には以下のような対策が効果的です。
・洗濯物は室内に干す
・ベランダに干す時は男性物も一緒に
・出入りする時に声に出して挨拶をする
・カーテンの色や柄に注意
・ゴミ袋の中身は見えないようにする
犯人に「誰かと一緒に住んでいる」と思われるだけで、ターゲットになりづらく犯罪の確率が大幅に下がります。
⚫︎防犯グッズを常備しておく
万が一不審者や侵入してきたとか、危害を加えられたという時に役に立つのが以下のような防犯グッズです。
・防犯ブザー
・スタンガン
・催涙スプレー
防犯グッズにもさまざまな種類がありますが、最近では簡単に扱えるものも多く販売されています。
あなたが「扱いやすい」と思えるものを選んで常備しておくだけでも、精神的に安心できるのではないでしょうか。
⚫︎ドアコープカバーを取り付ける
ドアコープとは、いわゆる覗き穴のことです。
最近ではドアコープを設置しているドア自体が減ってきてはいるものの、築年数が古い物件だとドアコープが付いている場合があります。
本来は部屋の中から外の様子を伺うものですが、場合によっては外から中の様子を見られたり、盗撮をされる可能性もあります。
そういったリスクを回避するためにも、ドアコープカバーという覗き見防止の機能があるアイテムを使用するのがおすすめです。
⚫︎防犯フィルムを取り付ける
防犯フィルムは窓ガラスを割れにくく、割れた場合も侵入を容易にできなくするアイテムです。
通常の窓ガラスにフィルムを貼るだけなのでとても簡単ですし、物件も傷付けなくて済みます。
また、防犯フィルムには災害時や火災時に窓ガラスが割れて飛散するのを防ぐ効果もあり一石二鳥ですよ。
⚫︎防犯カメラを設置する
賃貸物件のほとんどが、それぞれの入居者の室内には防犯カメラを設置していませんが、防犯カメラは防犯機能を高めるのに非常に有効な方法の一つです。
ただし、防犯カメラを設置する際には貸主や大家さんの許可を取ることが必須となりますので、「どうしても」という場合以外は現実的な方法ではないかもしれません。
まとめ
女性の一人暮らしとなると、それだけで犯罪に遭うリスクは高くなります。
最近ではセキュリティのしっかりしている物件も増えてきていますが、それでも犯罪を100%防ぐことは難しいです。
できるだけ防犯性の高い物件を選び、各自できる防犯対策を行うことでリスクを軽減できますよ。