マイホームを購入するとなると、様々な選択肢があって迷いますよね。
高い買い物になるので、立地、環境なども踏まえて慎重に検討する必要があります。
一戸建て住宅とは?
「一戸建て住宅」と聞くと、大体の方は一定のイメージをお持ちだと思いますが、改めておさらいしていきます。
一戸建て住宅とはマンションやアパートなどの集合住宅とは異なり、一つの建物に一世帯が住むという形式です。
似ている意味合いを持つ言葉として「一軒家」がありますが、一軒家の場合は近くに家が存在せず、一軒だけ独立して建っている家のことを指します。
広大な土地が余っている地域でない限り、基本的には一戸建て住宅として扱われる家屋が多いです。
一戸建て住宅のメリット
マイホームを購入するとなった時には、一戸建て住宅とマンションを検討される方が多いと思いますが、今回は一戸建て住宅に焦点を当てて、まずはメリットから見ていきましょう。
●プライバシーの保護
集合住宅だと、エレベーターや廊下など他の住民との共有部分があるため、どうしてもプライバシーの観点から見ると気になる箇所があります。
他の住人と顔を合わせれば挨拶をする必要がありますし、生活スタイルなども周りから分かりやすいため、常に他人の存在に気を配って生活をしなければなりません。
●ゆったりとした生活
独立した家屋であるため、自分達のペースで生活することが可能です。
深夜まで起きていても、よほど大きな音を出さなければ誰も干渉してきませんし、駐車場も完備されている住宅であれば、行動に制限がかかることもありません。
一戸建て住宅が集まっている地域であれば、なお落ち着いた暮らしができるでしょう。
●騒音に気を遣わなくて良い
マンションなどの集合住宅であれば、上階や下階に気を配って生活をしなくてはなりません。
少し足音を立てたり、赤ちゃんが夜泣きをしてしまっても騒音問題に発展することがあります。
その点、一戸建て住宅は独立した建物なので、上下の騒音に関しては気にする必要がないので、お子様がいる家庭には特におすすめです。
一戸建て住宅のデメリット
一見、のびのびと周囲のことを何も気にすることなく生活ができそうな一戸建て住宅ですが、もちろんデメリットもあります。
一戸建て住宅の多くは、二階、三階とワンフロアで収まらないことがほとんどです。
それ故に、掃除を行う箇所は多く、部屋数が多かったり、庭が広いとさらに負担になってしまうでしょう。
掃除、片付けが得意な方でないと、どの場所も綺麗に保つというのは難しいかもしれません。
●セキュリティ対策が脆弱
地上に面しているのが一戸建て住宅の特徴なので、当然空き巣や不審者の侵入といった被害にも遭いやすいです。
最近ではホームセキュリティを設置する方や外構工事に費用をかける方も増えてきていますので、気になる方は自分でセキュリティを強化しましょう。
●バリアフリー対策が脆弱
一戸建て住宅の多くは、階段によって上階、下階へと移動することになります。
五体満足であり、若い世代の方であれば特に問題ないと思いますが、年を重ねると共に階段の上り下りや段差が億劫になる可能性があります。
ゆくゆくは、手すりやスロープの設置などバリアフリー対策が必要になるでしょう。
まとめ
一戸建て住宅は周りに干渉されることなく、自分たちの生活スタイルを維持できることから人気があります。
しかし、その分メンテナンスやセキュリティなど気を遣うべきところもあることを知っておいてくださいね。