住宅を購入する際には住宅ローンを組むのが一般的ですが、実は増築の際にもリフォー
ムローンといった住宅ローンに似た性質のローンを利用することができます。
住宅系ローンは消費者金融などでお金を借りるよりも低金利で融資を受けることができるので、適用可能だと嬉しいですね。
今回は増築時のローンについてや、どのような点に注意が必要なのかご紹介します。
住宅ローンとリフォームローンの違い
新築時だけではなく、増築時にも住宅系のローンを利用することが可能です。
しかし、住宅ローンとリフォームローンはやや違う性質を持っていますので、特徴の違いを一つ一つ見ていきましょう。
⚫︎リフォームローンの方が金利が高い
リフォームローンの方が住宅ローンに比べて金利が高いことが多いです。
住宅ローンは年0.4%ほどであることが多いですが、リフォームローンに関しては年2.5%ほどとやや高い傾向にあります。
⚫︎リフォームローンの方が借入可能年数が短い
借入できる年数が、住宅ローンの場合30年や35年と設定されますが、リフォームローンの場合は15年以内などと短めに設定されていることが多いです。
⚫︎リフォームローンの方が借入上限額が低い
借入できる上限額が数十万円~1500万円までなど、住宅ローンに比べて上限額が低い傾向にあります。
住宅ローンは500万円以上1億円以下など、上限額は比較的大きく設定されています。
住宅ローンは固定金利型、変動金利型、固定金利選択型と三種類から借入方法を選ぶことができますが、リフォームローンは変動金利型が用いられることが多いです。
しかし、金融機関によっては他の型を用意している場合もありますので、一度確認してみてください。
リフォームローンを利用する時の注意点
増築や改築を行う際にリフォームローンを利用することになる方も多いと思いますが、ローンを組むということには様々なリスクも生じます。
リフォームローンを借りたことがない方は、リフォームローンの性質や特徴も知っておくと安心です。
⚫︎大掛かりな増築は住宅ローンが利用可能
増改築の中でも階数を増やしたり、水回りを改装する場合などはかなり高額な費用がかかるケースも少なくありません。
リフォームを行うとなると、基本的にリフォームローンを利用することになりますが、そういった大掛かりな工事の場合は住宅ローンの適用が可能な場合があります。
500万円から数千万円ほどの費用がかかる際には利用できる事がありますので、チェックしてみましょう。
⚫︎借り換えやおまとめローンも視野に入れる
新築時からすでに住宅ローンを組んでおり、残債が残っている方もいらっしゃるでしょう。
リフォームローンを別の場所で組むと手続きがややこしかったり、金利や借入期間が異なる事によって、返済計画に狂いが生じてしまいます。
住宅ローンが適用可能なリフォームである場合は、一つの金融機関にまとめたり、借り換えも検討してみましょう。
まとめ
住宅ローンよりも厳しい条件にあるリフォームローンですが、利用する事によって月々数万円で増改築が可能です。
上手に利用すると、負担なくリフォームを成功させることができますよ。