不動産を売却したいと考えている方の中には、マンションをお持ちの方もいれば、一戸建て住宅をお持ちの方もいらっしゃると思います。
もちろん両者とも「不動産」としてみなされる以上、売却する事が可能です。
しかし、マンションと一戸建て住宅ではどちらも売却方法が同じなのか、それとも違うのか気になりますよね。
両者の売却方法を知っておけば、複数の不動産を持っている場合や新しく物件を手に入れた時にも迷う事なく対応できるでしょう。
今回はマンションと一戸建て、それぞれの売却方法について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
マンション売却の方法とメリット・デメリット
マンションももちろん不動産であるため、基本的な売却方法は一戸建て住宅の場合と同じです。
ただし、条件やタイミングによって大きく売却期間が異なるため、平均的な売却期間は3ヶ月〜半年ほどと幅があります。
運が良ければ3ヶ月ほどで買主が見つかるケースが多いとされていますので、売却に出すタイミングや広告方法などもよく考えた方が良いでしょう。
売却にあたってまずはどこの不動産会社に依頼するか決める必要がありますが、どこの不動産に依頼するかによって売却価格が大きく左右されることが多いです。
信頼できる不動産会社に依頼できれば、要望通りに売却するのも夢ではありません。
査定価格は築年数や立地などによって大きく左右されますので、事前に一般的な相場を知っておく事が必要不可欠です。
依頼する不動産が決まれば後はとんとん拍子に進んでいき、売却プランや価格が決まり、販売活動が始まります。
内覧などにも対応していくと、最終的に買主が決まり売却が成立します。
マンション売却を行うメリットは、まとまった資金が手に入ることや、3000万円までの税金控除を利用することができる点です。
3000万円の控除とは、売却した際に得た利益から3000万円までは税金面で控除を受けられるというシステムです。
住宅系の節税としてはとても大きいものとされているので、これだけ見れば売却して悪い面は少ないと言えるでしょう。
また、賃貸として貸すよりもランニングコストがかかりづらく、「入居者が入らない」という悩みが生まれないのも嬉しいポイントです。
デメリットは、条件によってはなかなか買主が見つからなかったり、仲介手数料がかかるという点です。
ただし、不動産会社が直接物件を買い取る場合、仲介手数料は免除となりますので、そういった方法も一案として考えてみてください。
一戸建てを売却するには？
一戸建て住宅の場合も、まずは自分で物件の資産価値を調べておく事が大切です。
相場を知っておく事で不当に安い価格を提示された場合に不審に感じる事ができ、悪質な業者との契約を未然に防ぐ事ができます。
特に一戸建て住宅の場合は閑静な住宅街に建っているなどマンションよりも立地が悪い事が多く、場合によってはマンションよりも査定価格が低く算出されてしまう可能性があります。
そういったことも踏まえて、「売却したらどのくらいの価格になるか」という点を調べておく事が大切なのです。
また、価格の下限を先に決めておき、「どのくらいの金額までなら許せるか」と妥協点を判断できるようにしておきましょう。
その後の流れはマンションであっても一戸建て住宅であっても同じなので、まずは信頼できる不動産会社を選ぶことが何よりも重要と言えます。
マンション売却では様々なメリットとデメリットがありましたが、一戸建て住宅売却の場合は、まず住み替えの資金とすることができる点が挙げられます。
最近では台風や地震の影響により、一戸建てからマンションに住み替える方は増えてきています。
そして、マンションの方がセキュリティ面で優れているため、防犯上マンションに住みたいと願う方は少なくないでしょう。
一戸建て住宅の場合は築年数が経つにつれてメンテナンスが必要ですが、マンションは管理会社がメンテナンスをしてくれるので、自分で手をかける必要がなくなるのもメリットと言われています。
一方デメリットは、築年数が古い場合は補修やリノベーションをしないと売れない可能性もあり、売却時に別途費用がかかる可能性があります。
まとめ
マンションも一戸建て住宅も基本的には同じような流れで売却が進みます。
売却を行う際には、どのようなケースであっても信頼できる不動産会社に依頼することが最重要となりますので、慎重に選ぶようにしてくださいね。
