住宅を購入する際にはローンを組む方が大半だと思います。
しかし、住宅ローンを利用するためには、各審査に通過することが条件となります。
今回は住宅ローンの事前審査についてや、事前審査を通過するためのポイントについてご紹介します。
住宅ローンは審査が不可欠
住宅を購入するとなると高額な費用がかかりますので、大半の人は住宅ローンを利用します。
しかし、誰もが利用できるわけではなく、複数回審査を通過した人のみ晴れて利用することができるのです。
一千万円単位のローンであることが多いため、審査は事前審査をはじめ、複数回行われます。
⚫︎事前審査・仮審査・本審査とは?
住宅ローンを受けるために行われる審査は大きく分けて3つあります。
まず始めに審査の導入として行われる事前審査、仮審査、最後に本審査と進みますが、いずれにも通過しなければ住宅ローンは組めません。
事前審査と仮審査は比較的結果が出るのが早く、3、4日ほどでわかることがほとんどです。
しかし、本審査はより詳細な部分や今までに提出した情報に誤りや偽りがないかを確認するものなので、1週間ほどと少し期間が長くなることが多いです。
⚫︎事前審査は何のために行われる?
審査の入り口である事前審査が行われる理由は、住宅ローンの審査に通らずローンの契約まで至らないという事態を防ぐことにあります。
通常、物件が自分の持ち物となった後に住宅ローンの契約に進むのですが、審査に通らないことで物件の売主をはじめ仲介した不動産会社にも損害が発生します。
なので、依頼者が住宅ローンを組む基準に達しているか、返済能力があるか等を確認するために、事前審査が行われます。
事前審査を通過するためのポイント
事前審査に落ちてしまう方も多く、そうなると希望する物件を購入することができないのはもちろん、別の物件を購入することすらも怪しくなってしまいます。
また、一度審査落ちすると別の金融機関に情報が届いてしまうこともあり、そもそも住宅購入することすら難しくなる可能性があります。
なので、事前審査をすんなり通過した後、仮審査、本審査へと順番に進む必要があります。
⚫︎返済期間と返済額を再考する
高額なローンを組む際には「できるだけ早く返したい」と思うあまり、返済期間を短く設定してしまう方も多いです。
しかし、月々の返済額、返済期間と収入のバランスが取れていないと、「安定して返済するのは難しい」とみなされてしまうため、審査に落ちてしまう可能性があります。
⚫︎他のローンは完済する
教育ローンやカーローンなど他にローンを組んでいる方も多いでしょう。
しかし、二重、三重にローンを組んでいる場合はどうしても返済が偏ったり、滞ったりするリスクがあります。
住宅ローンの返済は高額、かつ長期間かかるため、他のローンを完済しておいた方が生活を圧迫することもありません。
⚫︎虚偽がないか確認する
少しでも偽りの事実があると、その時点で事前審査に落とされてしまいます。
収入をはじめ、月々の返済額や返済期間に関しても見栄を張るのではなく、必ず事実を伝え、実行できる範疇での回答が必要となります。
もちろん、勤務先、雇用形態、債務状況、年齢など基本的な情報も正しく伝えるようにしましょう。
まとめ
住宅を購入するまでの行程はとても長く細かいですが、特に問題となるのが今回紹介した事前審査です。
この事前審査で落ちると当然先に進むことができませんので、まずは事前審査に通るように各項目を見直していきましょう。