これから注文住宅を建てたいと考えている方も少なくないと思いますが、注文住宅を建てるとなるとある程度まとまった期間が必要になります。
初めて新築を建てるといった方は、スケジュールの詳細や、どのような段取りで工事が進んでいくかを知っておいた方が安心ですね。
こちらでは注文住宅を建てる際の建築スケジュールについて細かく説明していきます。
注文住宅建築にかかる期間は15ヶ月程度
注文住宅を建てる際にはある程度まとまった期間が必要ですが、一般的には15ヶ月程度の期間が必要とされています。
この15ヶ月の期間の中でスケジュールがどのように進んでいくのかについて詳しく見ていきましょう。
●家を建てる土地を探す
実際に家を建てる土地をまずは探さなければなりません。
住宅は当然土地がないと建てることができないので、「どこに建てるか」ということを確定しなければそもそも家づくりが始まらないのです。
住宅を建てるのに欠かせない立地がここで決定するので、通勤、通学、生活の便などを考えて慎重に検討するようにしましょう。
また、土地単価や周辺環境などもよくチェックしておく必要があります。
●建築業者を決める
家を建てる土地が決まったら、「どこのハウスメーカーや工務店に依頼するか」ということをしっかりと決めておく必要があります。
全国にはたくさんの家づくりのメーカーがありますし、一度契約すると一生涯のお付き合いとなることも珍しくありませんので、口コミや施工事例も参考にして選びましょう。
●住宅ローンや資金計画を決める
家を建てるとなると高い費用がかかるので、住宅ローンを組む必要があります。
その際の資金計画を行うとともに、返済シュミレーションをして、無理のない計画を立てる必要があります。
●売買契約を行う
見積もりを出してもらい納得できた暁には、その業者との契約が成立します。
契約を行い、着工となる前には一般的に将来の繁栄を願う地鎮祭を行い、そこから竣工へと進みます。
●竣工〜引き渡し
竣工に至るまでおおよそ半年ほどの期間が必要と言われていますが、いよいよ竣工となり、引き渡しに至るまでには3〜4ヶ月ほどの期間が必要です。
もちろん、天候が悪いなどの理由でなかなか工事が進まないことも考えられますので、「すぐに住みたい」といった場合には注文住宅よりもすでに完成している建売住宅をおすすめします。
注文住宅の建築を円満に進める方法
建売住宅に比べて引き渡しまでに長い期間が必要な注文住宅ですが、「できるだけスムーズに工事を進めたい」と誰もが思うでしょう。
こちらでは注文住宅の建築をスムーズに進めるポイントについてご紹介していきます。
●どんな住宅にするか明確にしておく
「どこをこだわりたい」とか「ここはこんなデザインにしたい」など、人によって要望やこだわりは異なると思います。
もちろん全てをこだわることも不可能ではありませんが、多くの場合こだわる箇所が多ければ多いほど高い金額になりますし、打ち合わせにも時間がかかります。
なので、あらかじめ「どんな住宅にするか」という点を明確にしておくと良いでしょう。
●同居する人の意見は一つにまとめる
注文住宅には家族で住むことが多いと思いますが、家族一人一人の意見が異なると当然後からトラブルになることが考えられます。
間取りや設備、デザインなどは家族全員の意見を合わせておく必要があります。
まとめ
もうすでに完成している建売住宅に比べて、注文住宅は土地探しから行わなければならないうえ、各所に打ち合わせが必要なため時間がかかります。