増築を行う際に思ったよりも高い費用がかかることが分かり、「費用が捻出できない」となってしまう方もいらっしゃるでしょう。
増築の広さや種類によってかかる費用は様々ですが、基本的には100万円から200万円ほどかかるケースが多いです。
もし費用が足りないとなった場合ローンを組むことも可能ですので、詳しく見ていきましょう。
増築時にもローンを組むことは可能
住宅を購入する際に「住宅ローン」を使って購入した方が大半だと思います。
現金で一括払いができる方は少なく、大半の方が数十年の住宅ローンを組み、購入に至ったと思いますが、実は増築をする際にもローンを組むことは可能なのです。
ただし、この場合のローンは住宅ローンではなく、リフォームローンという名称で、リフォームを行う時だけに組むことができます。
増築時に組むことができるリフォームローンですが、実はまだ住宅ローンの残債が残っている場合はローンを組むことができないケースもあります。
金融機関によってその定めは様々ですが、もし「住宅ローン完済後」というのが条件であれば、まずそちらを返済してから、リフォームローンを借りることになりますので、よく要件をチェックしておいてくださいね。
金融機関によっては救済措置として、住宅ローンをリフォームローンに借り換えするという方法が可能なところもありますので、選択肢の一つになるでしょう。
リフォームローンの特徴は?
リフォームローンも住宅ローンも基本的には「ローン」という括りになりますので、金融機関から借金をすることには間違いありません。
ただし、両者には細かい違いがありますので、それらを知ってからローンを借りるようにした方が安心です。
●リフォームローンの方が金利が高い
住宅ローンの金利相場を見てみると現在は、変動型で0.66%、10年固定型で0.85%、フラット35で1.01%ほどとなっています。
しかし、リフォームローンの場合は有担保型で1~2%、無担保型で2~5%ほどとなっていますので、こちらの方が金利は高いです。
金利が高いと借りることに躊躇してしまうかもしれませんが、基本的に借入額が住宅ローンより少なくなるケースが多いので、あまり金利の高さは気にならないかもしれません。
●リフォームローンの方が借入年数が短い
住宅ローンとの違いとしてもう一つ挙げられるのが、借入年数が短いという点です。
住宅ローンではフラット35など、35年間ローンを借りられる仕組みがありますが、リフォームローンでは最長で15年間など借入可能期間を短く設定している金融機関が多いです。
こちらも、借りる額が住宅ローンよりも少ないということが大きく関係していますし、実際15年もかかって返すより、もっと早く返済してしまう方の方が多いとされています。
まとめ
増築となると数十万円から数百万円という、それなりに高い金額がかかってしまうことが多いです。
しかし、リフォームローンを利用すれば少ない負担で増築することが可能ですので、急いで増築したい方は選択肢の一つとして利用してみてはいかがでしょうか。