不動産を売りたいと考えている場合、いつどのタイミングで売却すれば良いか迷っている方も多いと思います。
もちろん誰もが「できるだけ高く売りたい」と切望していると思いますが、実は不動産を売却する時期やタイミングによって、売却価格が大きく変動すると言われています。
せっかく売却するなら良い時期に売る方が損失が少なくて済むと思いますので、ぜひこちらを参考に売却時期を考えてみてください。
毎年2月〜3月頃
なぜこの時期が売却におすすめなのかと言うと、賃貸、売買かかわらずにこの時期は一年の中で一番契約件数が多い時期と言われています。
もちろんこの時期以外でも一定の時期に契約が集中する時もありますが、基本的には一年の中で一番成約率が高いのがこの時期だと言われているのです。
なぜなら、毎年2月~3月頃は学生も社会人も新生活が始まる時期だと言われているので、必然的に物件を探している母数が多いのです。
進学や転勤に伴い、新しい住居を探している人が多いということは、それだけ需要が高くなるので、高い価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
特に急な転勤に伴う引っ越しの場合は、急いで住居を探す必要があるため、少々価格が高くても希望する立地に立っているものであれば、契約がすぐに決まる可能性があります。
高い価格で売れる可能性が高い上に、買主が見つかりやすいという理由から、売却したいと思ったタイミングがこの時期に合致すればチャンスであると言えるでしょう。
もちろん、売却したいと思ったタイミングが6月など中途半端な時期であり、なおかつ急いで売却したいと考えている場合はこのタイミングでは売却することが難しいです。
しかし、数年も前から売却を考えていた場合や、急いで現金化する必要がない場合は、この時期を狙って売却することをおすすめします。
土地の価格の上昇が見られる時
建物を売却したいと考えている場合は、築年数によってどんどんと価値が下がってしまう傾向にあります。
新築住宅よりも中古住宅の方が安いというのはそういった理由からなのです。
しかし、土地の場合は株などと同じように景気によって大きく価格が左右されるため、売却するタイミングが非常に重要となります。
極端な話、一日ごとに価格が変わるため、どの時期に売却をするかという点は非常に重要であり、それによって利益を生み出すことができるか否かが決まります。
ただし、景気だけに左右されるわけではなく、周辺環境やその場所に物件を欲しがる人の需要なども考慮されることが多いです。
周りが開発されるなどのイレギュラーなケースが生じた場合は、土地価格が一気に高騰する可能性が高いとされていますので、そういったタイミングを狙うのも良いかもしれません。
街に活気が出てきたり、利便性が良くなったり、新たな商業施設が建ったりした場合は必然的にその周辺の物件価格が高くなります。
もちろん新たな駅ができたり、タワーマンションなどの大きな開発予定がある場合は、ぐんと価格が上がる可能性があります。
このような事例は珍しく感じられるかもしれませんが、尼崎も実はこのような事例に当てはまります。
JR尼崎駅周辺は数十年前と比べるとかなり大きな変化を遂げてきており、必然的に周辺の物件価格が上昇しました。
このように、再開発や街の整備はいつどこで起こってもおかしくありません。
何か動きがありそうかどうかは、市役所や再開発情報が載っている情報サイトなどを調べて、情報収集を事前に行っておくことがおすすめです。
まとめ
建物にしても土地にしても、ベストな時期やタイミングを逃してしまうとあまり利益にならなかったり、場合によっては損をしてしまう可能性があります。
まずは物件の状況をよく理解し、どのタイミングであれば一番高く売れそうかを考える必要があります。
その際には、情報収集の方法として不動産買取業者に相談し、よりベストな時期に売却できると良いですね。