信頼できる不動産会社を見つけること
不動産の契約では度々値引きをされることも多いのですが、そういった方法は売却の際にも使えるのか気になりますね。
不動産の売り出し価格は、基本的に売主が決める事になりますので、極端な話、不動産会社が価格調査を行った上で決めた金額である必要はないのです。
もちろん、不動産会社が熱心に調査をしてくれ、あなたが納得いく価格で売り出しをしてくれる、もしくは買い取ってくれるのであれば問題ないですが、自分で指定した金額で売り出すことができるという点を覚えておきましょう。
市場価格や将来の物件価値を踏まえて決めるのはとても難しいことですが、国土交通省や国税庁などの市場価格を調査するシステムがありますので、そちらも活用しましょう。
売却費用を大幅に抑える方法
売却する際にはできるだけ安い費用で行いたいと思うのが当然のことだと思いますが、具体的にどういう段取りを踏めば良いのか、見ていきましょう。
1.リフォームは必要最低限に抑える
もし住宅が古くなっていたり、次に住む人が不便を強いられると感じた場合、また現時点で瑕疵があるといった場合にはリフォームが必要です。
もしそのまま引き渡した場合、契約不適合責任が問われる可能性があり、損害賠償や契約解除となる可能性があります。
しかし、リフォームには高額な費用がかかりますので、「こうすれば売れるのではないか」と独断で行うのではなく、最低限生活に不自由がないくらいに留めておくことが重要です。
例えば、水回りの設備が不十分であるとか、雨漏りをしているというのであれば、必ずリフォームをする必要がありますが、デザイン性しか考えられていないようなリフォームは、人それぞれ好みもありますので避けた方が良いでしょう。
2. 仲介手数料を安くしてもらう
不動産会社を通じて販売活動をした場合、当然仲介手数料が発生します。
仲介手数料無料としているところもありますが、大体の不動産会社はこの仲介手数料が利益としている場合が多いでしょう。
実は仲介の種類には「片手仲介」と「両手仲介」がありますが、もし両手仲介で契約した場合は、片方だけに負けてもらえる可能性があります。
ちなみに両手仲介とは不動産業者に売主、買主の双方から手数料が入るという仕組みです。
片手仲介の場合は、その一方からしか収入源とならないため、安くしたり無料にすることは難しいと思いますが、両手仲介である場合は、交渉をする価値があると言えます。
ただし、仲介手数料を負けたことを理由に、適当に販売活動をされたり、契約の進捗が疎かになったりするようでは本末転倒ですので、依頼する不動産会社が信頼できることを確認してから交渉しましょう。
まとめ
不動産を売却する際には様々な諸費用がかかりますので、思ったよりも高額な費用がかかってしまうことが珍しくありません。
しかし、やり方次第で費用を節約することも可能ですので、不動産買取の際の豆知識としてぜひ今回の内容を役立ててくださいね。