
住宅と建てるとなると、大きく分けて注文住宅と建売住宅の二種類から選ぶことになります。
「一生に一度のマイホーム」と考えている方や「大きな買い物」と考えている方も多い中、一体どちらがどのような特徴を持っているのでしょうか。
初めて住宅を購入するとなると「失敗したくない」という思いが強いため、つい様々な不安や疑問を感じてしまいがちです。
こちらではそれぞれの特徴や違いについて詳しくご紹介していきますので、あなたの要望や予算に応じたやり方で素敵な住宅を建ててくださいね。
注文住宅の主な特徴とメリット・デメリットは?
まずは比較的自由度が高いとされる注文住宅について触れていきたいと思いますが、多くの方は「注文住宅」と聞くと「高そう」とか「時間がかかりそう」というイメージをお持ちでしょう。
しかし一方で「自分の好きな家を建てられる」といった憧れの気持ちを持っている方も多く、多少無理をしてでも注文住宅を選ぶ方は少なくありません。
注文住宅を選ぶとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
⚫︎間取りから設備まで全て自分で決められる
注文住宅の醍醐味とも言えるのが、大きなところから細かいところまで全て自分で決められるという点です。
大きなところで言えば、家の形や広さ、間取りといったところでしょうか。
建ぺい率や容積率、各地域の条例に違反さえしなければ敷地内で自由に家を建てること可能です。
極端な話、四角い家にする必要はなく丸みを帯びた外観にしたり、円柱型の家も作ることができるので、遊び心がある方にはもってこいですね。
もちろんこういった大きなところだけではなく、どんな設備を入れるかやコンセント、ライト、電気配線の位置、窓の場所や大きさなど細かいところも自由に決められます。
⚫︎最新の設備やエクステリアを取り入れられる
「家の中の設備は最新のものが良い」と思っている方は結構多いですが、建売住宅だとどうしてもコストを削減するために少し前の型の設備を取り入れたり、設備そのものが充実していない可能性があります。
例えば、最近注目を集めている全館空調はほぼ100%建売住宅では標準仕様になっていませんし、それが当たり前だと思っている方がほとんどです。
しかし、注文住宅なら「こうしたい」という希望がほぼ叶う上、最新の設備を取り入れることによってより過ごしやすい住宅が完成します。
⚫︎ハウスメーカーや建築士との密な打ち合わせが必要
デメリットを挙げるならば、ハウスメーカーや建築士との打ち合わせを密に行わなければならないという点です。
自由度が高いゆえに、細かいところまで何度も話し合いをする必要がありますので、これを面倒と感じる方は多いかもしれません。
⚫︎建売住宅に比べて費用が高く追加料金も発生しやすい
建売住宅に比べるとどうしても注文住宅の方が費用が高くなりがちなうえ、打ち合わせをしているうちにどんどんと希望が出てくることは珍しくありません。
「こうしたい」と思うことをどんどんと叶えていくと予算オーバーになってしまうこともザラにあります。
建売住宅の主な特徴とメリット・デメリットは?
注文住宅は自由度が高いですが、「すぐに家が欲しい」という方や「そんなに家にこだわりがない」という方は建売住宅の方がよいかもしれません。
建売住宅にはどんなメリットとデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
⚫︎既に間取りなど大まかな所が決まっているため行程が少ない
「すぐにでも家が欲しい」という方は、面倒なショールームの見学や打ち合わせなどをできるだけ省きたいと思っているはずです。
建売住宅であれば既に設計や設備が決まっているため、買主が時間を割かなければならない打ち合わせはかなり少ないのが魅力です。
⚫︎立地が良い場所に建っていることが多い
建売住宅は注文住宅に比べて「早く売れて欲しい」という不動産会社の思いから、立地の高いところに建っているケースが多く見られます。
通勤や通学を楽にしたいと考えている方は、利便性の良さを考えて建売住宅にした方が快適な毎日を送れるかもしれません。
⚫︎自由度が少なく要望を叶えづらい
自由度を数値化した場合、注文住宅が10だとしたら建売住宅は3くらいの数値しかないのが残念な点です。
「こういう住宅にしたい」という思いが強い方は、建売住宅にした場合どうしてもどこか妥協しなければならないポイントが出てくるでしょう。
⚫︎販売期間が長い場合は何か理由がある
建売住宅を購入する際には「いつから販売が始まったか」という点を必ずチェックしておいてください。
もし販売日から時間が経っているようであれば、何かしらの理由があり売れ残っているということになります。
まとめ
注文住宅と建売住宅、両者ともにメリット、デメリットがありますので、結局はあなたが何を重視するかによって選ぶ方法が変わってきます。
家に強いこだわりがある方や、将来のビジョンがハッキリしている方は、より自由度が高い注文住宅を選んだ方が良いかもしれませんね。